ある日急に耳の下辺りにキャンディー位のコロンとした物が・・・
何だこれは??
そんな"しこり"が現れたら何の病気なのかビックリします。
リンパ系なのか何なのか・・・?
CT撮ったり、MRI撮ったり不安な日々を過ごす事に。
いろいろ調べた結果、自分がまさか耳下腺腫瘍という聞き慣れない病気になるなんて。
そんな耳下腺腫瘍
治療方法や術後の過ごし方など調べてみました。
耳下腺腫瘍とは
・耳の下(前方)辺りにある耳下腺という唾を作る組織にできる病気。
・良性のものと悪性(がん)のものがあり、良性でも長い間ほっておくと悪性化する場合があり痛みや顔面神経麻痺などの症状が出てくる。
・耳下腺腫瘍の中でも80%が良性といわれている。
・良性の耳下腺腫瘍は一般にゆっくり増殖するのでほとんど気が付かないが、数か月から数年の経過で大きいキャンディーかピンポン玉位のふくらみを発見し受診する事が多い。
検査・診察
問診、触診・視診、CT、超音波検査、MRIなど。
治療方法は?
・良性の場合は経過観察ですむ場合もあるが、長い期間の間にがんになる可能性もあるので、その場合は切除する。
・がんの場合は無症状でも放置すると進行し移転したりするので切除が必要。
・耳下腺腫瘍の治療の中心は手術になる。
・手術は、核手術・耳下腺部分切除術・耳下腺浅葉切除術などの摘出方法がある。
核手術・・・腫瘍のみをくりぬく方法
耳下腺部分切除術・・・腫瘍の周囲に耳下腺組織をつけて切除する方法
耳下腺浅葉切除術・・・耳下腺浅葉と共に腫瘍を摘出する方法
副作用など術後の問題点
腫瘍の再発、顔面神経麻痺、キズ周りの麻痺、Fray症候群、ファーストバイト症候群など。
再発・・・部分切除術や浅葉切除術は核手術に比べて再発率は低い。
顔面神経麻痺、キズ周りの麻痺・・・多くは一過性のもので、経過とともの改善されることが多い。
Fray症候群・・・食事の際に耳前部が赤くなったり汗をかいたりする現象(耳下腺から唾液を作る指令を出す耳介側頭神経が再生の際に汗を作る汗腺に迷入する為)
ファーストバイト症候群・・・食事の初期頃に耳下腺部に痛みが出る事がある。食事を進めるにしたがい低下する。
実際の体験談
手術自体は寝てる間に終わってしまうので何てことないです。
私の場合、その後が辛かったです。
尿の管や点滴などいろんな装置を体中に付けられているので、朝まで自由に動く事が出来ず寝れなかったです。
起き上がった時に目眩などもありました。
術後何日間は起きるのも寝るにも首が頭を支えきれず、手で支えながら。
左右も体ごとでないと振り向けなかったです。
手術した方の顔は腫れて、首の方や耳たぶの感覚はなし。
ほっぺたの下の方を触るとぶよぶよしてました。
数日、食事で固形の物を食べる時も、口が開かなくて大変でした。
腫瘍が前の方だったのもあって、ノドも腫れて声が出なかったりしましたが、
ちゃんと治るので安心して下さい。
2週間ほど経っても首を伸ばしたりするとキズが開いてしまう様な感覚あり。
感覚はかなり戻ってきましたが、まだキズ周りと耳たぶの感覚なし。
その後徐々に・・・
日にち薬という感じです。
日差しが当たると後が残ってしまうという事で気をつけましょう。
キズ跡も目立たなくなってきますよ!
耳下腺腫瘍はほとんどが良性なのであまり気に病まなくても大丈夫ですが、
私の場合その奥にリンパ腫が潜んでたのでしっかり検査してもらう事も大事です。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
このブログが少しでも役立てば嬉しいです。