パッと見ただけでは違いが分からない似たような植物がいっぱいあります。
詳しくないと違いが全然分からない。
便利なグーグル レンズですらはっきり区別してくれない(;'∀')
そうなるともうお手上げです。
ツツジとサツキも分かりにくい。
上の写真、どっちがどっちか分かるでしょうか?(左がツツジ、右がサツキ)
現在もどんどん新しい品種が生まれているので更に見分けがつかなくなってきています。
今回はそんなツツジとサツキの違いを調べてみました。
ツツジとは
・ツツジ科ツツジ属(ツツジ属に属さないツツジ科の植物もあるので注意)
・「躑躅」と書くが「見る人が足を止めるほど美しい」という意味が由来だとか。
・4月の春先から6月の初夏にかけて咲く。
・加湿を嫌う。
・主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。
サツキとは
・「皐月」と書くが旧暦の5月頃に咲くのが由来。
・ツツジ科ツツジ属に分類され、ツツジ属の野生種及び園芸品種の事。
・水際に自生するだけに根が水に強い。
ツツジとサツキの違いー開花時期ー
1番分かりやすいのが開花時期です。
春先の4月頃から咲き始めるのがツツジ、
ツツジの花が咲き終わる5月〜6月にかけて咲くのがサツキです。
ツツジとサツキの違いー葉っぱー
ぱっと見違いが分からないツツジとサツキ、次に分かりやすいのが葉っぱです。
ツツジの葉には細かい毛が生えているので 、触るとフサッとした感触。
サツキの葉はツルッとしています。
また、大きさの違いもあります。
ツツジは大きめですが、サツキの葉っぱは小さいです。
更に、ツツジの葉は柔らかめ、サツキは固めという違いもあります。
ツツジとサツキの違いー花の大きさー
現在は新しい品種が増えてきて花の大きさで見分けるのが難しくなってきましたが、
ツツジの花は大きく、花弁が5枚で斑点状の模様が多くみられる。
また、合弁花類である。
サツキの花も5枚の花弁ですが、小さめで1つの蕾から1〜3輪の花が咲く。
ツツジとサツキの違いー木の大きさー
ツツジもサツキも低木ですが、
ツツジは剪定しないと5m位大きく育ちます。
サツキはそんな低い所に咲かなくても・・・という位しか育ちません。
大きく育たないので盆栽として楽しむ方が多いです。
まとめ
ツツジ
・4月〜5月頃咲く。
・葉は大きく、柔らかく細かい毛が生えているのでフサッしている。
・花は大きめ、花弁は5枚で斑点状の模様がある。
・剪定しないままだと5mほど大きく育つ。
サツキ
・ツツジが咲き終わった5月〜6月にかけて咲く。
・葉は小さくツルツルしている。
・花は小さめ。
・剪定しなくても1m位の高さにしか育たない。
あとがき
ツツジとサツキの違いをまとめてみました。
結局1番わかりやすいのが開花時期かと思います。
ツツジやサツキが咲いていると、庭が明るい雰囲気になるので是非育ててみて下さい。
ついでに、我が家のツツジとサツキを見てると、
サツキの方がよく育ってるので育てやすいのではないか?と思います。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
このブログが少しでも役立てば嬉しいです。