映画「箱男」を見に行ってきました。
ダンボールを腰までかぶり一方的に覗き見る話し。
こんな物好きな映画見に行く人がいるんやな・・・と思いますが趣味の合う友達と私は意気揚々と出かけました。
職場のみんなには理解出来ないみたいだけど。
安部公房の小説を映画化した作品。
小説を読むと誰が本物で何が偽物?
さっきの話しは誰の話し?
と、こんがらがってくるのですが映画の方が小説を読むより分かりやすかった。
そして俳優陣が豪華過ぎてそれだけでも見に行く価値ありの作品です。
変態的に面白いです。
それは人間が望む最終形態・・・
安部公房とは
・日本の小説家、劇作家、演出家
・本名は安部公房(あべきみふさ)
・現代日本文学を代表する作家で海外でも高く評価されている
・代表作は「砂の女」、「他人の顔」、「密会」など
・ノーベル文学賞に最も近いと評価されていた中、脳内出血により1993年に急死
「箱男」とは
安部公房書き下ろし長編小説。
腰まであるダンボールをすっぽり被り一方的に世界を覗き見る「箱男」の記録の物語。
Aの話しなのかBの事だったのか、はたまたCなのかと何が現実なのか分からなくなる。
映画「箱男」
1,997年に1度撮影が始まろうとしてスタッフ・キャストが撮影地のハンブルグに渡ったが、クランクイン前日に撮影が突如端坐し幻の作品となっていた。27年の時を超え再び27年前と同じ主演に永瀬正敏、共演に同じく出演予定だった佐藤浩市という形で完成。
本年のベルリン国際映画祭でプレミアを迎え、映画祭ディレクターから“今年一番クレイジーな映画”と言わしめた作品。
監督:石井岳龍
CAST:永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈、渋川清彦、中村優子、川瀬陽太
27年前何故撮影が中止になったかや撮影秘話など⇩
あとがき
あるとき何の気なしに被ってしまったダンボール。
きっかけさえあれば誰でも「箱男」になれるしなってしまうかもしれない。
ひょっとしたら気付いてないだけで近くにいるのかも・・・
実際庭にいたらすぐ警察呼びますけど、小説の方では呼んでも相手にされてないので逆に怖いです。
警察が助けてくれなかったらどうすれば?
そして、いろいろ突っ込みどころ満載で気になるところ多!ですが細かい事は気にしてはいけない作品(なんでピストルが当たらんのや!?とか、あの武器は何だ!?とか)。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
いつもありがとうございます。