2022年7月30日から10月10日まで、国際芸術祭あいち2022が開かれています。
といっても後数日で終わり。
開催されている事は知っていたけど、なかなか行く事が出来なかったのですが
どうしても奈良美智さんの作品が見たい!と見に行ってきました。
奈良さんの作品が展示されているのは一宮市です。
市内の何カ所かに作品が展示されていて、ほとんどが一宮駅から徒歩で行ける範囲にあり運動がてらちょうどいい距離でした。
奈良さんの作品は当然素晴らしかったです。
国際芸術祭あいち2022
・テーマはSTILL ALIVE・・・今を生き抜くアートのちから
・主な開場は、愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)
・国内外の82組のアーティスト及びグループの新作展示し、最先端の現代美術を紹介
・パフォーマンスやラーニング・プログラムもある
一宮会場では、「真清田神社」に由来する土地であることから、「一宮駅エリア」では、祈り、病、生と死、ケア、メンタルヘルスなどにちなんだ作品。「尾西エリア」では、のこぎり屋根の工場や県内唯一の丹下健三建築「墨会館」などで、繊維業の歴史に触れる作品が観られる。
奈良美智の作品を見る
まずは一宮駅すぐのアーケイド街の中にあるオリナス一宮へ。
オリナスとは織り成すからきています。
さすが繊維の町一宮ですね。
この建物は元は銀行だった様です。
奈良さんの作品はオリナス一宮に展示されています。
奈良さんは青森県出身ですが、愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻に入学していたみたいなので、愛知県との縁が深いのかもしれません。
オリナス一宮の中も約100年前の建物らしく中も時代を感じる造りです(撮り忘れました)。
重厚な扉を入って左に行くと壁の穴の奥に何やら光が
羊のかぶり物をした子供の頭・・・
頭部だけなのにかわいく見えてしまう。
すでに気分が上がります。
奥はどうなっているんだろう?
一旦最初の入り口の方に戻り進んで行くと緑の部屋が現われました。
部屋の正面に飾られていたこちらの作品は【Miss Moonligth(2020)】です。
まぶたを閉じ、慈愛に満ちた表情の少女は静かに祈りを捧げている様にも見える
髪の毛にはこの世の様々な輝きが投影され、美しい色にあふれている
人が結構いたので全体的に撮れませんでした。
こちらの2点は向かい合って展示してありました。
グリーンルームの外側は張りぼてになっていて、手作り感が感じられます。
【Fountain of Life(2001/2022)】
頭部が重なり合った子供たちの眼から泉のように涙があふれ出している
留まることのない静かな涙
疫病や戦争に限らず、悲しみの絶えない今日の世界で、愛と平和を願う涙のようでもある
近づいてよく観ると目からは涙?の様に水滴がポトリポトリと落ちてました。
かなり近づかないと気がつかないです。
かわいいけど複雑な気持ちになります。
キレイな水色が優しく包み込んでいる様でした。
オリナス一宮には奈良美智の作品だけ展示してありました。
オリナス一宮から市役所へ行く間や市役所、少し離れた所にある旧看護学校や旧スケート場、真清田神社の裏の公園などにまだまだいろんなアイーティストの作品が展示してあって、そちらも見に行ったのでまた載せたいと思います。
祈り、病、生と死、ケア、メンタルヘルスにちなんだ作品だったので中にはちょっと怖いな・・・という作品もありました。
また、真清田神社付近はかなり昭和感が強く見ていて楽しかったです。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
いつもありがとうございます。