
こんにちは、ハウリンです。
私はけっこうアングラな作品がすきなんですが、だから横尾忠則作品が好きです。
なので、ずっと前から行きたいと思っていた「横尾忠則現代美術館」ようやく行ってきました。
横尾忠則といえば天井桟敷のポスターや三島由紀夫をテーマにした作品が有名。
数々の賞にも輝いているアート界の宝です。
以前愛知県美術館で開催された大規模美術展では恐ろしいくらいの滝のポストカードコレクションも披露されてました。
私が行った時開催されていたのは「レクイエム 猫と肖像と人の画家」。
いろいろ見れて楽しかったです!
横尾忠則とは!?

★1936年、兵庫県西脇市生まれ。
★神戸でデザイナーの活動を始める。
★1960年東京に進出し、三島由紀夫との交流やインド渡航、ニューヨーク近代美術館での個展開催など、イラストレーターやグラフィックデザイナーとして脚光を浴びる。
★寺山修司の「天井桟敷」に参加。
★1980年、ニューヨークでピカソ展を見て、「画家宣言」をし画家としての活動もスタート。
★キャンパスに異質な物を貼り付けたり、Y字路・ピンクガールズなど生と死が混在する独特な世界観が広がる。
★アングラ感漂う横尾忠則ワールドは唯一無二。
横尾忠則現代美術館は神戸にあります。
阪急王子公園駅から向かったんですが徒歩6分ほど。
少し坂道を進んでいきますが、道を挟んで王子動物園の緑があっていい感じです。

この時のテーマは「レクイエム 猫と肖像と人の画家」。

「死」を見つめ、描き続けてきた横尾が、これまでに見送ってきた親しい人々と愛猫に想いを馳せる展覧会。
「肖像」の部屋では家族や友人をはじめ、横尾の生き方や想像に影響を与えた人々の肖像画と関連資料を紹介。
文学、音楽、演劇など領域を横断して活躍する作家ならではの協働の痕跡を、横尾自身の言葉とともに振り返ります。
「猫」の部屋では、愛猫タマを偲んで描いた「タマ、帰っておいで」シリーズのほか、在りし日のタマの写真やスケッチを合わせて展示。
愛しい者たちが彼岸と此岸を往来し、時空を超えて存在するヨコオワールドという内容でした。
2Fに上がって会場を回って行きます。
作品を沢山撮りたかったのですが(天井桟敷のとか)、撮っていい作品が限られてたので少しだけ紹介します。
Y字路シリーズ

横尾忠則はY字路シリーズを沢山発表されています。
「猫」の部屋。
愛猫タマをたくさん描かれてますね。


「黒い空洞」(2014年)

タマが死んで心にぽっかり穴があいちゃった感じですね、きっと。

「追憶あれこれ」(2019年)

猫を描いた作品の間に飾ってありました。
真ん中辺りの人物が抱えているのは猫?
不思議な、どんな想い出なんだろう?

愛情一杯だったのが分かります。

2F、3Fといろいろ見て4Fに上がって行くとあるのが「目玉廊下」。

こいうの好きです。
横のコレクションギャラリーへ。
アンディ・ウォーホールを沢山描いてますね。
ウォーホールをモチーフにしたシリーズ「A.W.Mandala」が展示されてました。

有名なお腹に傷のもある。

持ってた本に載ってました。
「イーディ」より(この本とても面白いです)
更にこちらには横尾忠則が所蔵しているアンディ・ウォーホールの作品4点と、当時アンディ・ウォーホールのオフィスを訪ねて彼から直接購入したというミック・ジャガーの肖像2点もありました。

コレクションギャラリーの更に奥に行くと空間をミラーで囲まれた「キュミラズム・トゥ・アオタニ」があります。

2021年に建築家武松幸治の監修で作られたもの。
窓外に広がる摩耶山録の風景が不定型なミラーに反映し、万華鏡のような異空間を生み出している。
摩耶山のふもとには新婚時代の横尾夫婦が1957年~1960年の3年間を過ごした青谷町(当時)がある。
「キュミラズム」は「キュビズム」と「ミラー」を組み合わせた造語。
窓の外の景色(山側)

こんなミラーだらけの部屋でゆっくり外眺めてられるか!?と一瞬思いましたが、全然余裕で外眺めている事できました。
他にこの様な作品も沢山観ることが出来ました。
私的にはこちらの感じが好きなので写真撮りたかったんですが残念です。


1Fにあるミュージアムショップでいろんな作風のポストカードなどなど購入出来ます。
ホントにどれも良くて、何を買うか悩みますよ。
横尾忠則現代美術館 案内
あとがき
横尾忠則現代美術館すごく良かったです。
駅から美術館までの坂をワクワクしながら登っていくのも良かった。
キャリーケースなど荷物は小さい物のはロッカーへ、大きい荷物は受け付けで預かってくれます。
ミュージアムショップで骨のマグカップを散々悩んだあげく購入したんですが、買って良かったです!
以前行った愛知県美術館で開催された大規模美術展が良すぎたのでまた名古屋で開催して欲しいです。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
いつもありがとうございます。