こんにちは、ハウリンです。
行ってきました!
村上隆「もののけ京都」in 京セラ美術館
こちらは、2024年2月3日(土)~2024年9月1日(日)まで開催されています。
村上隆の作品は国内で約8年ぶり、東京以外では初めての大規模個展。
村上隆作品はポップな物しか知らない素人ですが、今回違うテイストの作品を沢山見る事が出来て大満足でした。
素晴らしかったです。
村上隆
1962年、東京都生まれ。
現代美術家。映画監督。
有限会社カイカイキキ代表取締役。
ポップカルチャーアーティストとして世界的に人気です。
村上隆「もののけ京都」
ゴールド(黄金)をバックに笑顔のカラフルな花たち。
そして、「もののけ」ってもう見に行くしかないタイトルじゃないですか。
いざ京都市京セラ美術館。
開館90周年を迎える歴史ある建物です。
建物の前には平安神宮の参道の赤い鳥居があります。
京セラ美術館の中に入ってすぐ「阿像(右)、吽像(左)」(2014年)が出迎えてくれます。
桜の大樹を背景に左右から観る物を圧倒する像は、発表当時平安京の入口である羅城門から着想した「獏羅門」とともに展示されていたそうです。
筋肉隆々です。
災いをもたらす邪気を踏みつけている高さ4.3メートルの赤の阿像(あぞう)と青の吽像(うんぞう)は、東日本大震災をきっかけに制作され、自然災害、疫病、戦争といった様々な災厄から人々を守って欲しいという祈りが込められています。
阿像、吽像を更に奥へ進んでいくと、前兆12メートルにおよぶ大きな「洛中洛外図屏風 岩佐又兵衛 rip」があります。
岩佐又兵衛の傑作である《洛中洛外図屏風(舟木本)を引用した村上隆版「洛中洛外図」です。
これが面白くて、よく見てみるとお花などが描かれているので立ち止まってジックリ見てしまいます。
実際この「洛中洛外図」の前にはかなりの人が鑑賞していました。
外人も多かったです。
「洛中洛外図屏風 岩佐又兵衛 rip」の反対側の壁にはカラフルだけどはんなりした感じの「琳派のお花と抽象的図像」
次は八角形の第2展示室。
真ん中には「六角螺旋堂」があり、これは京都の災厄を知らせる鐘楼として機能していたとされる六角堂を題材としているそうです。
写真を撮った向きが悪くて「六角螺旋堂」には金のドクロが付いているのですがかすかにしか写っていませんxxx
壁や床はドクロで覆われていました。
第2展示室の東西南北には京都のそれぞれの方角を守ってきた四神(朱雀、青龍、玄武、白虎)をモチーフにした作品が飾られています。
他にめちゃくちゃカッコイイ「スカルディスクBLACK」という作品も飾られてました。
だんだん私の知っているPOPな村上作品になってきます。
「レインボー」(2023-2024年)
「And Then 2024」(2023-2024年)
「772772」(2015年)
「不思議の森のDOBくん」(1999年)
「カイカイキキの誕生」(2023-2024年)
カイカイキキ(恠々奇々)の成り立ちの意味などをカラフルな色で書いてあります。
めちゃくちゃ可愛い作品です。
カイカイキキなど楽しい作品が続きます!
「めめめファミリー」(2023-2024年(左、真ん中))
「ムラカミパンダの親子」(2023-2024年(右)
「鮮血を捧げよ」(2019年)
これでもか!とギュウギュウに描かれたドクロ。
ドクロのフォルムといい色といいカッコイイ!
この柄のトートバッグがグッズで売ってました。
「風神雷神図屏風」
風神図(左)、雷神図(右) 2023-2024年
かつての絵師によって描かれた筋骨隆々な勇ましい風神、雷神ではなく21世紀の現代日本の背風を反映したかの様な可愛くてゆるい感じが特徴的とのこと。
可愛すぎる。
圧巻だったのが前兆18メートルの「雲龍赤変図」(2010年)。
曾我蕭白の「雲龍図」に挑んだ作品。
辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョンだそうです。
「雲龍赤変図」に向かい合って飾られていたのは「金色の空の夏のお花畑」(2023年)。
2002年に初めて発表された入道雲を背景に、金色の空といい尾形光琳の「孔雀立葵図屏風」の立葵を思わせるお花が横長の画面いっぱいに広がるシリーズの最新作。
「見返り、来迎図」(2016年)
京都にある永観堂の国宝「見返り阿弥陀」をモチーフにしている。
描き方といい色の具合といい、近くによって細部までじっくり見たくなる作品です。
「五山送り火」(2023-2024年)
左京区如意ヶ嶽の大文字送り火で有名な「五山の送り火」をキャラクター化した作品。
妙法、舟形、左大文字、鳥居形と山の並びが現実そのまま再現されているそうです。
「Figure Karimoku MELTING DOB」(2024年)
本名は「ドボシテドボシテオシャマンベ(いなかっぺ大将+由利徹)」だそうです。。。
これで終わりなのか~と思いながら出て行くと外に金色に光る物体があります。
「お花の親子」(2020年)
村上隆とルイヴィトンとのコラボ作品です。
高さが約13メートルの巨大作品。
モノグラム・マルチカラーのトランクの上に立っています。
京都市京セラ美術館
あとがき
沢山の作品が展示されていて少ししか紹介出来ていませんが、村上隆【もののけ 京都】は是非見に行って欲しいです。
凄く良かった!
海外の人も沢山見に来てて村上隆の作品がそれだけ世界中で愛されているんだなと何だか嬉しかったです。
ジャスティン夫妻もお忍びで鑑賞していたみたいなので、気が付いてないだけで世界のセレブが隣で見ていたかもしれませんよ。
あと、ロバートの秋山竜次が村上隆そっくりに変装して出演している映像があるのでそれも必見です(そっくりでビックリ。どっかで探して見て下さい)。
それでは、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
いつもありがとうございます。